傷から守るために発明された

金属を支える

プラス穴やマイナス穴が主流となっている現在でも、キャップボルトのような珍しい形をしたねじ穴もあります。
そういったねじについて知る場合はワッシャーについても知っておくと良いです。

「ワッシャー」という言葉を聞いたことがある人ない人いると思いますが、ワッシャーは非常に大切な道具です。

ねじの先端は小さいといっても金属でできています。ねじは衝撃を与えられると緩まってしまいます。
ですからねじを直接機械につけてしまうと、その緩んだことによってその機械自体に傷がついてしまいます。
その傷がつくのを防ぐには、ねじの頭よりも幅が広いものをかぶせることによって、機械自体に傷がつくのを防ぐことができます。
そういった考えから発明されたのが、ワッシャーです。

ワッシャーというのは上記で説明したようにねじが緩まることによって本体が傷がつかないようにするためのものですが、役割はそれだけではありません。
まずねじが緩む原因はねじの頭が小さいので安定しないという原因があります。そこで幅があり面積が広いワッシャーを使うことによって機材を固定することができます。
機材を固定することができれば、傷の原因になるねじの緩みを防止することができるというわけです。
緩み防止の他にも気密性をワッシャーでも作ることができます。
またワッシャーは幅があり面積が広いので、そうなると力が均等に分裂します。力が分裂することによって締め付ける力もワッシャーによって分裂されるので機械自体に負担が少なくなるというメリットがあります。

このようにあまり気にしないワッシャーですが、様々な役割を果たしていることがわかります。
またねじから傷を防ぐだけではなく、ワッシャー本体も本体に傷をつけないようにと開発され、気密性を作り上げられたのが「樹脂ワッシャー」です。
樹脂ワッシャーというのは名前の通り樹脂でできています。
樹脂でできてるからといっても、金属製にも負けず劣らずの機能性で、また重量も比較的軽いという特性があります。

このようにワッシャーやねじは試行錯誤されて今のような完成形になっています。普段は隠れているのであまり気にしないものですが、実はとても大きな役割を果たしているのです。

ねじの歴史

ネジ製造

キャップボルトや樹脂ワッシャーのように普段気にしないが、とても重要な役割を果たしている道具ですが、これらの道具は先人の試行錯誤によってできたものです。
ここではそのねじを作り上げた歴史について紹介します。

ねじはどういう風に作られたのだろうか、と普段あまり考える人は少ないですが、実はねじの始まりというのは未だに研究され続けているのです。
今でも研究され続けているということは、起源のはっきりとした情報はあまりないということです。
ですがその中ではっきりとわかることは、紀元前にはすでにねじという道具の存在があり今のように様々なところや様々な用途で利用されていたということがわかっています。

ねじを発明したのが3人の男性です。その3人というのはアルキタス、アルキメデス、アポロニウスです。この3人の中の1人がねじを作り上げたと言われています。
アルキタスは色々な分野で活躍している発明家です。発明家だけにはとどまらず政治家や評論家も行っていました。
このアルキタスが世界で初めて、自走式飛行機械を製造したと言われています。その当時は蒸気のパワーを利用して飛ぶ機械というのが実際にあり、飛んだという記録はありません。

アポロニウスは現在の数学の図形や放物線、双曲線、円錐の断面などの研究をしていました。
アルキメデスはアルキタス、アポロニウスと比較しても一番有名です。
アルキメデスはお風呂で使用していた遺跡の測り方を思いつき全裸で外に出たという逸話があります。
そのほかにも兵器を作り上げたり、今の数学の基礎を作ったという偉大な人物です。

アルキタス、アルキメデス、アポロニウス、の3人のうち誰かがねじを発明したというのはわかってはいませんが、その当時から現在に至るまでねじというのは必要不可欠の存在になっています。
ねじは現在の科学の発展には絶対に欠かすことができない貴重な発明品として活躍しています。

そのねじをつける際に本体に傷をつけないように作られた「樹脂ワッシャー」ですが、その樹脂というのはプラスチックです。
プラスチックですが、時には金属で作成されたものよりもはるかに上回る機能を発揮することがあります。
その代表が樹脂ワッシャーですが、樹脂ワッシャー以外にも部品として活躍しています。
部品によく使用される金属と樹脂ですが、樹脂と金属のそれぞれの違いは多いです。その違いのひとつとして挙げられるのが「重量」です。
樹脂のほうが重量は軽く、機械を軽量化する際も金属を使用するよりも樹脂を使用した方が軽量化できるというメリットがあります。